研究課題/領域番号 |
07455326
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
本多 裕之 名古屋大学, 工学部, 助教授 (70209328)
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研究分担者 |
若林 俊彦 名古屋大学, 医学部, 助手 (50220835)
吉田 純 名古屋大学, 医学部, 教授 (40158449)
小林 猛 名古屋大学, 工学部, 教授 (10043324)
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キーワード | 温熱療法 / 磁性微粒子 / リポソーム / 腫瘍 / インターフェロン / 遺伝子 |
研究概要 |
(1).遺伝子封入リポソームの作成を検討した。正電荷をもつ脂質、N-(α-トリメチルアンモニオアセチル)-ドデシル-D-グルタメート(TMAG)を用い細胞導入効率を上げるとともに、分散性も考慮に入れて種々の脂質リポソームを試作し、インターフェロン-β遺伝子を封入したリポソームの調整法を確立した。 (2).既にマグネトリポソームでは表面にジアミノプルランを配してガン細胞特異抗体の固定化ができている。そこで(1)のリポソームとマグネトリポソームを用い、ガン細胞への指向性を比較した。その結果からDDS機能を有する遺伝子封入マグネトリポソームが作成できた。 (3).インターフェロン-β遺伝子を封入したリポソームとは別に、抗ガン剤として知られているシスプラチンあるいは1,3-bis(2-chloroethyl)-1-nitrosourea(BCNU)を封入したリポソームを調製した。このような薬剤封入リポソームと温熱療法との併用効果について検討した。その結果、BCNUよりはシスプラチンと温熱療法との併用のほうが効果が高いことがわかった。 (4).次に(2)で作成したDDSリポソームの投与量に対するターゲティング量を調べ、発熱量との関係を明らかにし、既に提案しているシミュレーションにより発熱量の推定を行って、かなり小さな腫瘍に対しても温熱療法が可能な温度まで上がることを確認した。
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