研究課題/領域番号 |
07455411
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
前田 三男 九州大学, 工学部, 教授 (80037910)
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研究分担者 |
興 雄司 九州大学, 工学部, 助手 (10243908)
岡田 龍雄 九州大学, 工学部, 助教授 (90127994)
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キーワード | 可変波長レーザー / 色素レーザー / Cr: LiSAFレーザー / 光集積回路 / 分布帰還 / 光導波路 |
研究概要 |
レーザー分光法の重要な道具である可変波長レーザーは、従来の色素レーザーから固体化したものに進みつつあるが、究極的には一枚のチップ上に励起源から同調素子、波長変換器までを集積化した「集積可変波長レーザー」の開発が将来的には重要であろうと思われる。本研究はその一段階として、(1)同調素子とレーザーとを導波形として一枚のチップ上に集積化する研究、(2)LD励起が可能なCr: LiSAF等の結晶について、その導波化に関する基礎的研究を行なう。本年度の研究成果は以下の通りである。 1.PMMA光導波路にロ-ダミン色素をドープし、分布帰還(DFB)を用いた集積形色素レーザーを開発した。励起はNd: YAGレーザーレーザーを用い二光波の干渉によりDFBを得たが、導波路中に回折格子を焼き込むこともできた。 2.LD励起のCr: LiSAFレーザーに回折格子を用いて単一モード発振を得た。またファイバーグレイティングと結合させコンパクトな単一モードCr: LiSAFレーザーを構成できることも示した。
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