研究課題/領域番号 |
07455419
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
岡本 栄司 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (60242567)
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研究分担者 |
黒澤 馨 東京工業大学, 工学部, 助教授 (60153409)
満保 雅浩 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (60251972)
篠田 陽一 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (50206108)
植松 友彦 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (60168656)
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キーワード | 暗号 / 情報セキュリティ / 暗号プラットホーム / 自己解凍 |
研究概要 |
今年度は、情報自己保護機構のプラットフォームを実現した。実現に際しては、要素技術とシステム技術を駆使する必要があった。システム技術では、インターネット上でインプリメントする場合、環境のマシン依存性が意外に高いので、それを吸収する手段を講じることに主眼をおいた。これを克服できないと、暗号化データに復号手順を付加して送っても、マシンによってはもとに復号できないことになる。このプラットフォームの実現は、当初予定していなかった課題であり、実際に研究を開始して出てきたものであるが、極めて重要である。 これについては、仮想マシンの概念を用いることにより、解決した。具体的には、インターネット上のWSにSCHEMEを用いてプラットフォームを実現し、実際に使って動作を確認した。その結果、インターフェース上の細かな問題点を除いて、基本的に問題ないことがわかった。 次いで、要素技術ステップ数が少なくてしかも安全性も損なわれない暗号・認証アルゴリズムの開発に取り掛かっている。これは、情報に復号手順を付加するために重要となる。また、ユーザの負担が少なく使い易いインターフェースを持つ鍵管理についても検討している。
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