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1997 年度 実績報告書

イネ乳酸脱水素酵素およびアルコール脱水素酵素遺伝子の嫌気ストレス下の発現

研究課題

研究課題/領域番号 07456004
研究機関東京大学

研究代表者

高野 哲夫  東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教授 (30183057)

研究分担者 武田 元吉  玉川大学, 農学部, 教授 (90134501)
キーワードアルコール脱水素酵素 / 乳酸脱水素酵素 / 嫌気ストレス / ADH / LDH / 耐湿性
研究概要

水稲と陸稲の嫌気条件における生育反応の品種間差異について検討を行った。分子的な機構の解明とともに、嫌気反応の遺伝的変異を知ることも重要であると思われたので、幼植物の生育反応について、品種間差異を検討した。本年度はこれまでに供試した品種の一部について年次変動を検討するとともに、山内ら(1993)が紹介した外国水稲品種の一部を供試した。
湛水した管ビンの中で発芽させる嫌気条件Aでは、子葉鞘の伸長のみが認められる。年次間の変動はあるが、若干の品種間相関も認められた。品種によっては、年次を通して安定的に伸長のよい品種や、伸長の悪い品種があるように思われた。
ステンレスバットに水道水を流水で流して、嫌気条件をやや弱めた嫌気条件Bでは、子葉鞘の伸長は40%程度に短くなったが、本葉、根の発達がやや見られた。
ADH活性は嫌気条件Bのほうがずっと低かったが、A、B間の品種相関係数は0.81であった。品種Hei-chui-Liは、A、Bどちらの条件でも子葉鞘、本葉などの伸長が大きく、ADH活性も高かった。一方、N22は子葉鞘、本葉の伸長が悪く、ADH活性も低かった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Matsumura,H.et.al: "Adh 1 is transcriptionally active in a rice mutant with reduced ADH activity (rad)." Theor.Appl.Genet. (印刷中).

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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