今年度は、プロトプラストの最適融合条件を検討した。 シラカンバ・ヤシャブシについて、それぞれの最適融合バッファー及び細胞密度を検討した結果、バッファーとしては0.5Mマンニトール+0.5〜1mMCaCl_2が最適でありい、パールチェーン形成には交流電圧140-220V/cm、周波数1MHz、印加時間は18〜38秒が最適であった。融合条件としては直流電圧2kV/cm、パルス幅100μ秒で1回の印加が良い結果を示した。得られた融合率は40%以上で、プロトプラストの生存率も約30%の高い値を示した。 現在、融合細胞の選抜及び培養条件を検討中である。
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