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1997 年度 実績報告書

炭酸ガス高固定樹種の検索と遺伝育種学的向上に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07456076
研究機関九州大学

研究代表者

斉藤 明  九州大学, 農学部, 教授 (30253511)

研究分担者 白石 進  九州大学, 農学部, 助教授 (70226314)
玉泉 幸一郎  九州大学, 農学部, 助教授 (80205062)
キーワードセンダン / ニセアカシア / 組織培養 / 大量増殖 / SDSゲル電気泳動法
研究概要

九州の5河川流域から採取されたセンダン種子群の中から初期成長の優れた7個体を優良樹として選抜した。さらに、これらの7個体を材料として、組織培養による大量増殖法の確立を試みた。切断された幹を室内に搬入し、萌芽法によって得られた腋芽を、無菌的に試験管内で増殖した。1/2MS培地にBAPを1ppm添加した培地で増殖が可能であった。しかし、個体によって増殖率に差が認められ、遺伝的な違いがあることが確認された。発根は1/2MS培地にIBAを1ppm添加した発根培地で良好に発根することが確認された。苗の順化は大型ポットで良好な結果が得られた。以上の研究によって、センダンの大量増殖法が確立された。
カルス選抜による効果を蛋白組成を用いて評価するために、SDSゲル電気泳動法について検討した。耐乾性、耐塩性に優れ、成長速度の大きいニセアカシアのカルスを材料とし、試料の調整方法、ゲルの作成方法、電気泳動法等について検討した。試料の調整には、蛋白質の分解、変性修飾の抑制および不可溶性蛋白質の可溶化のために最終濃度0.375mMのDDTと8Mの尿素の添加が必要であった。濃度勾配(7.5-15%)分離ゲルの作成には過硫酸アンモニウムとTEMEDの最終濃度が0.025%が適していた。さらに、電気泳動の電圧と時間のスケジュールを明らかにした。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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