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1995 年度 実績報告書

アフラトキシンの変異原毒性に対する乳酸菌の弱毒化作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07456120
研究種目

一般研究(B)

研究機関信州大学

研究代表者

細野 明義  信州大学, 農学部, 教授 (20021074)

研究分担者 伊藤 仁一  名古屋市立大学, 医学部, 講師 (60167260)
キーワードアフラトキシン / 発酵乳 / Lactobacillus rhamnosus / 抗変異原性 / ラット脳グリア細胞 / アフラトキシンB_2 / グリア細胞増殖抑制
研究概要

平成7年度に実施した実験柄特筆される結果として下記のものが挙げられる。
(1)5株の乳酸菌(Lactobacillus acidophilus LA 107(Yu-1), Lb. delbrueckii subsp. bulgaricus LB 105(RCR), Lb. helveticus LH 103(1120),Lb. rhamnosus Lcr 101(1136),Lb. rhamnosus LA 106(LA-2)を用いて製造した発酵乳のアフラトキシンB_1,B_2,G_1に対する抗変異原性を調べた。その結果、Lb. rhamnosus106(LA-2)を用いた発酵乳がもっとも強い抗変異原性を示した。
(2)ラット脳グリア細胞の増殖に対するアフラトキシンの影響について調べた。4種のアフラトキシン(B_1,B_2,G_1,C_2)で刺激されたアストロサイトは、subculture後3日ではいずれも細胞増殖は認められなかったが、B_2,G_1,G_2が添加されたサウトロサイトは7日後において細胞数が約1.5×10^5cell/wellになり、ほぼコントロールの細胞レベルに達した。アフラトキシンB1で刺激されたアストロサイトは刺激後7日まで細胞の増殖は認められず、本実験で用いられた4種のアフラトキシンのうちB_1はアストロサイトに対してもっとも強い細胞毒性を示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hosoda M.,Hashimoto H.and HOSON,A.: "Antimutagenic activities of fermented milk toward aflatoxin" J. Dairy Sci.(投稿予定).

  • [文献書誌] Hosono A.and Hisamatsu S.: "Binding of amino acid pvrolysates and aflatoxins to autoclaved cells of Enterococcus faecalis" Biosci. Biotech. Biocnem.59. 940-942 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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