研究概要 |
(1)5株の乳酸菌(Lactobacillus acidophilus LA107(Yu-1),Lb.delbrueckii subsp.bulgaricus LB105(RCR),Lb.helveticus LH103(1120),Lb.rhamnosus Lcr101(1136),Lb.rhamnosus LA106(LA-2)を用いて製造した発酵乳のアフラトキシンB_1,B_2,G_1に対する抗変異原性を調べた。その結果、Lb.rhamnosus106(LA-2)を用いた発酵乳がもっとも強い抗変異原性を示した。 (2)ラット脳グリア細胞の増殖に対するアフラトキシンの影響について調べた。アフラトキシンB_2,G_1,G_2を添加したアストロサイトは7日後において細胞数が約1.5×10^5cell/wellになり、ほぼコントロールの細胞レベルに達した。アフラトキシンB_1で刺激したアストロサイトは刺激後7日まで細胞の増殖は認められず、強い細胞毒性をもっていることが確認された。 (3)Enterococcus faecalis FK-23のオートクレーブ処理をした菌体に対するアフラトキシンB_1,B_2,G_1,G_2の結合性について調べた。供試菌体がこれらアフラトキンを結合することを認めた。中でもアフラトキシンB_1の結合性が強いことが明らかとなった。
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