研究概要 |
本年度の研究実施計画に従って 1.ネコ以外の動物,特にラットとミニブタ(20〜30kg)を使用して,麻酔下で腎交感神経活動を記録した。この原波形を申請者らが開発したソフトと神経活動アナライザーを使用して分析した結果、ラットとミニブタでは体重差が約100倍あるにかかわらずネコと同じく,約8〜12H_2の基本リズムがあることが判明した。以上の結果から,ラット,ネコおよびミニブタに共通する基本リズムを発生するオツシレーターが存在することが示嗟された。 現在,これらの基本リズムが各種の内的及び外的ストレス負荷によって変動しないか否かついて検討中である。一部は生理学会で発表予定。 2.弓チャンネル交感神経活動システムの製作を本年度の備品費により行い,これを利用して上記に述べた動物の腎交感神経活動と心臓交感神経活動を同時記録し,両神経活動が同一のオツシレーターから発生していることを調べている。本年度はネコのデータのみについて比較検討した結果、同一のオツシレータから発生しいることを示嗟する結果を得たので論文としてまとめている。
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