研究課題/領域番号 |
07457102
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
野尻 雅美 千葉大学, 看護学部, 教授 (70009520)
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研究分担者 |
佐藤 有紀子 千葉大学, 看護学部, 助手 (00251190)
中野 正孝 千葉大学, 看護学部, 助教授 (00114306)
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キーワード | ぼけ老人 / ねたきり老人 / 予知 / 予防 / 疫学的研究 / コホート研究 / 地域 |
研究概要 |
1.ねたきり老人およびぼけ老人の出現状況を平成8年3月1日現在で福祉台帳に登録されている人は各々12(13)人と8(11)人でる。なお括弧内は保健婦が独自に把握してある人数を含めたものである。これらの者の健診所見を対照群とを比較検討する。 2.30年間にわたる地域健康管理の健診情報より研究コホートを10年単位で3つ作成した。昭和40年コホートと昭和50年のコホートは既存データを用いて整理、作成した。昭和60年コホートは後向きに作成し、平成7年をアウトカムとした生命予後及び生活予後を訪問により調査した。昭和60年コホートは昭和60、61年に健診を受けた計616人よりなる。現在までに明らかになった死亡調査の結果は、総数40人、内訳は悪性新生物10人、脳血管疾患9人、心疾患9人、その他12人であった。なお未調査が90人余あり再調査を実施している。3コホートより3大死因の死亡割合の推移をみると心疾患の割合の増加が目立った。死亡率の推移でみると、昭和40年コホートは24.9%(50-69歳)、昭和50年コホートは8.2%(50-69歳)であり、今回の昭和60年コホートは確定ではないが7.6%(40歳以上)でありこの10年間は横這いになっている。 3.現在、調査データ(ぼけ、ねたきりを含めて)と健診データをリンクさせて、詳細な解析の実施に向けて準備を進めている。また昭和50年の20年コホートも作成(667人+α)し、同時に予後調査を実施した。これについては現有する死亡者リストとリンクさせ解析する予定である。なお、死因の精度を高く推定するために、行政管理庁に死亡票の閲覧を申請中である。
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