研究課題/領域番号 |
07457105
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
上島 弘嗣 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70144483)
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研究分担者 |
岡山 明 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (60169159)
喜多 義邦 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (80161462)
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キーワード | 24時間血圧 / 栄養調査 / コホート研究 / 生活の質 / 寝たきり |
研究概要 |
1、目的:栄養摂取状況と24時間自由行動下血圧(連続測定)の関係を検討する 2、方法:信楽町在住の男女を対象とし、KENZ社製の連続血圧計AM-200を用い、連続する24時間の自由行動下血圧、およびフードモデルを用いた量頻度法による栄養調査、尿検査、血圧検査を行った。24時間自由行動下血圧の連続測定は、午前6時から午後9時までを昼間とし15分間隔で測定し、午後9時から翌朝6時までを夜間として30分間隔で血圧を測定した。測定方法はコロトコフ法を用い、それが不能の場合にはオシロメトリック法を代用した。24時間連続測定終了時に,行動記録表および24時間自由行動下血圧測定に関わる困難点をの自記式問診で聞き取った。 3、結果及び考察:男性61名、女性58名、計119名の参加を得た。来所時の手動血圧値と24時間血圧の昼間、夜間の平均値はともに1%以下の危険率で有意な正相関が見られた。栄養調査からの総カロリーは夜間拡張期血圧の平均値と危険率5%以下で有意な正相関が見られた。測定に関わる苦痛としては、「エラー時の再測定にともなう手のしびれや肩こり、むくみ」をあげたものが8名、「測定時の痛み」が6名、「動きに負担となる」が4名であり、身体的活動度が高い者については、測定直前の運動が測定結果の精度に影響している可能性が示唆された。睡眠に関しての訴えは少なく、睡眠に関する問診でも睡眠障害を訴えた者は少なかった。
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