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1997 年度 実績報告書

虚血性心疾患による突然死の病態生理学的並びに法医病理学系研究

研究課題

研究課題/領域番号 07457117
研究機関山形大学

研究代表者

鈴木 庸夫  山形大学, 医学部, 教授 (70004588)

研究分担者 高橋 弘志  山形大学, 医学部, 助手 (10142217)
梅津 和夫  山形大学, 医学部, 助教授 (10091828)
キーワード突然死 / 虚血性心疾患 / 心筋梗塞 / ルクソ-ルファストブルー染色
研究概要

現在、突然死の死因のうち半数強が心臓疾患によるものであり、その中でも半数以上は冠動脈硬化症による虚血性心疾患である。そこで、平成7年度から3年間に、主としてイヌを用いて虚血性心疾患のモデルを作成し、致死的不整脈の発生機構と超早期心筋梗塞の証明法を見出す目的で本研究を行った。平成7年度及び8年度では、イヌの虚実血性心疾患のモデルを用いた実験で心室細動は冠動脈結紮後15〜30分の間で最も誘発され易くなり、その後は徐々に誘発され難くなることが明らかになった。またルクソ-ルファストブルー染色法の改良法では、虚血後15〜30分位のものでも虚血部位の収縮帯が証明され、この方法を用いると心筋梗塞後15〜30分でもその証明が可能で、突然死の心筋梗塞の診断に有用であることが判明した。これらのことをふまえて、平成9年度は突然死の解剖例で死因が明確にされなかった、いわゆる原因不明の突然死の例で、ルクソ-ルファストブルー染色法の改良法を用いて組織染色を行ったところ、そのうちのほとんどで死因が虚血性心疾患であることが明らかにされた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大内孝幸、 鈴木庸夫 他: "心筋梗塞による突然死の実験的モデル" 日法医誌. 49. 150 (1995)

  • [文献書誌] T.Ouchi, T.Suzuki et al.: "A newly staining for myocardial in farction" Advances Legal Med.3. 411-412 (1996)

  • [文献書誌] 大内孝幸、 鈴木庸夫 他: "心筋虚血による突然死に関する実験的研究" 日法医誌. (発表予定). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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