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1995 年度 実績報告書

血漿ピペコリン酸の由来と肝障害との関連についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 07457143
研究種目

一般研究(B)

研究機関兵庫医科大学

研究代表者

東野 一彌  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (30028419)

研究分担者 安室 芳樹  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (90158733)
キーワード肝不全 / GABAリセプターアゴニスト / 高アンモニア血症
研究概要

ピペコリン酸は肝不全時に血漿中で増加し、その増加は他の肝機能と一致しないが、血中NH_3濃度と相関することを明かにしてきた。ピペコリン酸はGABA受容体のangonistとして作用し、肝性脳症時に役割を演じることが推定されている。従って肝性脳症予防の意味からも、その起源を知ることが大切である。従来より消化管で産生されることを推測してきて、直接野菜などに含まれるピペリコン酸以外に、リジンから消化管で腸内細菌により産生されることを指摘してきた。すなわち健常人にL-及びD-リジンを投与するとピペコリン酸が血漿中に増加するがこのピペコリン酸の起源はL体かD体かはっきりしない。そこで、地震後の昨年9月の実験再開後より基礎データーに関する研究を行っている。
標準サンプルを用いてのL-及びD-ピペコリン酸の分離定量を行っており、これらとL-及びD-リジンとの分析は可能であるが、血清からD-及びL-ピペコリン酸を分離しようとするとD-ピペコリン酸に関しては問題なく分離できるが、L-ピペコリン酸に関しては血漿中に含まれる未知の物質のピークに重なって分離に成功していない。前操作としてD-、L-を含めて他のアミノ酸、アミン類から2段階のカラムクロマトで分離し、その後D-及びL-ステレオアイソマ-を分離するカラムを使用する方法の検討をしている。これが案外時間をとり、D-リジンとL-リジンの負荷試験はそのため目下中断の状況にある。今後は予定通り早急に、D-及びL-体のピペコリン酸の分離をカラムの種類及び諸条件を変化することによって、できるだけ早い機会に定量可能にしたい。そしてD-, L-リジンの何れがD-及びL-ピペコリン酸の起源となるかを明らかにし、実際肝性脳症において増加しているのはD体又はL体から明らかにし、腸内細菌を経口抗生物質を投与することにより変動させた場合、どのようにピペコリン酸が変化するかを明らかにし、agonistとしての立体異性体に活性上の差があるかなどを含めて意義を検討する。そしてその上での対策を考える手段にしたいと考えている。
今回のdataは地震のために進行が大幅に遅れたことをお詫びしたい。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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