研究課題/領域番号 |
07457146
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
小林 俊夫 信州大学, 医学部・附属病院, 講師 (80020775)
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研究分担者 |
斉藤 覚 信州大学, 医学部・附属病院, 講師 (20175350)
吉村 一彦 信州大学, 医学部, 助教授 (70174985)
藤本 圭作 信州大学, 医学部・附属病院, 助手 (70242691)
久保 恵嗣 信州大学, 医学部, 講師 (80143965)
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キーワード | 高地 / 肺水腫 / 低酸素 / 低酸素性肺血管収縮反応 / 低酸素換気抑制 / 酸素摂取量 / 高地適応 |
研究概要 |
1)高地環境順応不全である高地肺水腫患者の生理学特性 (1)高地肺水腫既往者の低酸素負荷時の肺血流分布:血流の上肺部/下肺部(U/L)の変化は、低酸素負荷によって、室内気吸入時に比し、かつ対照群の低酸素負荷時に比しても、有意に増加した。低酸素性肺血管収縮反応が対照群に比しより亢進し、血流が上肺野にシフトしたと考えられた。(2)高地肺水腫既往者群の低酸素換気抑制(HVD):25分間の持続的低酸素時における換気量の初期増加および負荷中のいずれの時点においても換気量増加は低値であった。 2)高地適応住民の運動能力、酸素摂取量および肺機能 高地適応チベット族について、多段階漸増運動負荷試験を行うと、その最大運動量は有意に高値であり、かつ最大酸素摂取量および換気量は有意に低値であり、anerobic threshlodは高値であった。高地適応チベット族の非常に優れた運動能力は、これまでの運動生理学の常識を越えるものであった。またこの特性はエリートスポーツ選手に類似している。 3)高地トレーニングの心肺機能に及ぼす効果 予備的実験として、健常人の低圧負荷時の呼吸機能を測定した。
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