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1996 年度 実績報告書

Cl-チャンネルによる内皮細胞及びマクロファーどNO産生調節機摘の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07457175
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

上田 清悟  東京都老人総合研究所, 細胞生物学部門, 研究員 (00160169)

キーワード内皮細胞 / NO / CI^-チャンネル / Ca^<2+>(カルシウム) / アデノシン / cAMP / プロテインキナーゼA / SHR
研究概要

私共は、内皮細胞がcAMP(Circ.Res,1990)及びアデノシンA1受容体(BBRC1994)で駆動されるCI^-チャンネルを有し、細胞内Ca濃度の上昇を示すことを明らかにした。今回、内皮細胞におけるCI^-チャンネルのNO調節機構について検討した。(1)内皮細胞のCI^-チャンネルは、whole-cell patch-clampやCI^-イオン蛍光指示薬SPQの単一細胞内濃度測定(Argus100CA)からcAMPやforskolinによるprotein kinase A(PKA)の活性化が部分的にCI^-チャンネルを抑制することで、過分極を来たし、このためCI^- effluxの増加とともに細胞内Ca^<2+>の上昇をきたしたことを示した。また、細胞産生のNOをNO感受性エクレトロード(WPI社)を用いて測定した。NOはcAMPやアデノシンAl受容体を介して直ちに増加した。また、(2)私共はSHRより分離培養した内皮細胞でホスホリパーゼC-IP_3産生及びCa^<2+>濃度の上昇は亢進しているものの、PGI_2生産は減少することを見出した。NO産生を増加するとPGI_2生産の回復が見られた。SHR内皮細胞におけるNO産生減少との関係が示唆され、CI^-チャンネル-Ca^<2+>チャンネルによる内皮細胞NO生産系の調節機構が存在することが示唆される。β受容体とアデノシンA1受容体は、血球の血小板やマクロファージにも認められていることよりCa^<2+>非依存性のNO産生調節とCI^-チャンネルの分子機構について現在検討中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Matsumoto Y: "Calcitonin gene-related peptede inhibets human plotelet a ggregatin" Jpn Circ J. 60. 797-804 (1996)

  • [文献書誌] 上田清悟: "老平者心不全の長期予後" 日本老平医学会雑誌. 33. 340-345 (1996)

  • [文献書誌] Arima M: "Adovosne ciduces Cl efflus in ondotbelial cells nia a pertassisfox in sensitive G protein" Biochem Biophys Res Commun. 204. 1143-1149 (1994)

  • [文献書誌] Ueda S: "Chloride efblug in cyclic AMP-inducel configuratinl chanye of boneie enes kelil alls" Circ Res. 66. 957-967 (1990)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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