研究課題/領域番号 |
07457178
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡田 伸太郎 大阪大学, 医学部, 教授 (30028609)
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研究分担者 |
塚本 浩子 大阪大学, 医学部, 助手 (50263281)
谷池 雅子 大阪大学, 医学部, 助手 (30263289)
乾 幸治 大阪大学, 医学部, 講師 (90175208)
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キーワード | クラッベ病 / twitcherマウス / 遺伝子変異 / レトロウィルスベクター / 遺伝子治療 / ガラクトセレブロシダーゼcDNA / ガラクトセレブロシダーゼゲノム遺伝子 |
研究概要 |
私達が単離したクラッベ病の原因酵素であるガラクトセレブロシダーゼのcDNAの情報をもとに12名の日本人、外国人患者の遺伝子解明を行ない、1種のナンセンス変異、2種のミスセレス変異を見い出し、発現実験を行ない、これらが疾患の原因であることを同定した。又12塩基が欠失し、3塩基が新らたに挿入されるという変異を3家系で思い出した。この変異は正常人に認められず、日本人特有の変異と考えられた。モデルマウスであるtwitcherマウスにおいては、コドン339がTGG→TGAに変異するストップコドレとなっており、これが原因であると同定し、さらにPCR法による診断法を確立した。さらにヒトゲレム遺伝子の単離を行ない、6kbよりなる17のエクソレを含む遺伝子であることが判明した。また、5′OIRの上流PvuII sitcまでに5箇所のGCboxが存在し、これがプロモーターとなっていることが判明した。 ウィルスベクターに関しては3′UTRをAseIsiteで切断したcDNAをレトロウィルスベクターに組み込みそのウィルスタイタ-、酵素活性を測定しその有用性を確認した。
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