研究課題/領域番号 |
07457247
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
重松 宏 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40134556)
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研究分担者 |
細井 温 東京大学, 医学部附属病院, 医員
小見山 高士 東京大学, 医学部附属病院, 医員
新本 春夫 東京大学, 医学部附属病院, 助手
尾野 雅哉 東京大学, 医学部附属病院, 助手
安原 洋 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (50251252)
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キーワード | 近赤外線分光法 / 組織酸素動態 / 臓器虚血 / ヘモグロビン |
研究概要 |
1,近赤外線分光法の臨床応用 (1)新たに開発した全波長型近赤外線分光装置を用いて運動時下肢筋肉酸素動態測定を行ない,絶対値として得られる組織酸素飽和度の変化が下肢筋肉虚血の評価に有用であることを示した。 (2)全波長型近赤外線分光装置と従来型の3波長型近赤外線分光装置とで運動時下肢筋肉酸素動態を同時測定し、全波長型近赤外線分光装置から得られる運動負荷後の組織酸素飽和度の回復時間と,3波長型近赤外線分光装置から得られる相対的オキシヘモグロビン量の回復時間とがよい相関を示すことを確かめた。 (3)PTA治療前後での測定により、客観的治療効果判定を行うことができた。また、再狭窄診断を早期に行うことができることを示した。 (4)静脈潅流障害時の下肢筋肉酸素動態測定を行ない近赤外線分光法による評価が従来の臨床分類では困難であった客観的重症度評価が行なえることを示した。また静脈瘤術前術語の測定で治療効果判定を客観的に行うことができた。これにより近赤外線分光法が動脈潅流障害による虚血のみならず静脈潅流障害による欝血の評価にも有用であることが判明した。 2,近赤外線分光法を用いた実験的研究 (1)ウサギ跛行モデルを作製し、電気刺激による運動負荷時の後肢筋肉酸素動態を測定した。 (2)NO-Hb測定により運動回復時の組織NO量変化を測定することが可能となった。
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