研究課題/領域番号 |
07457279
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
宮田 道夫 自治医科大学, 医学部, 教授 (90048976)
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研究分担者 |
清崎 浩一 自治医科大学, 医学部, 助手 (80265280)
遠山 信幸 自治医科大学, 医学部, 助手 (10265283)
小林 英司 自治医科大学, 医学部, 助教授 (00245044)
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キーワード | 小腸移植 / 新生仔ドナー / 拒絶反応 / GVHD / 消化管運動 |
研究概要 |
(1)近年の強力な免疫抑制剤の使用をもっても、臨床の小腸移植(SBT)は長期生着がきわめて困難である。免疫学的な新たな攻略が必要とされる。我々は、(2)米国における無脳児をドナーとるす法案が検討されているのを受け、新生仔ラットの小腸をドナーとするSBTの基礎的問題点を検討してきた。平成7年度助成金を使って、現在まで判明した免疫学的利点ならびに問題点をまとめる。 【方法】生後24時間以内の新生仔ラット小腸を成熟ラットの腹壁や大網内に移植するnatural revasculizationを利用した移植モデルを用いた。免疫抑制剤(DSG)は短期間のみ使用し、vasculized SBTと比較検討した。 【結果】1. new born SBTはGraft-versus-Hoset Diseaseを生じない。2.拒絶反応が弱い(vascylar rejectionに欠ける)。3. Hostの脾摘がgraft生着延長にきわめて有効である。 【問題】1.大網内移植でないと腸管運動が出にくい。2.移植腸管が均一に発育しない。
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