研究課題/領域番号 |
07457328
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
飯島 卓夫 東京大学, 医学部(病), 助手 (60176039)
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研究分担者 |
五嶋 孝博 東京大学, 医学部(病), 助手 (20272544)
梅山 剛成 東京大学, 医学部(病), 助手 (70160330)
織田 弘美 東京大学, 医学部(病), 講師 (60101698)
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キーワード | 骨軟部悪性腫瘍 / 切除縁 / ErbB-2 |
研究概要 |
1.原発性骨悪性腫瘍6例、原発性軟部悪性腫瘍7例の手術時に、腫瘍組織、いわゆる反応層と評価される腫瘍に接する変色した筋肉組織、偽被膜の組織、健常と思われる腫瘍から5cm以上離れた部分の筋肉組織を採集して冷凍保存した。 2.手術材料の肉眼的評価と術前画像評価とを比較して特にMRIにおいては反応層と腫瘍周囲の浮腫状変化との判別のために造影剤を使用した撮影を用いて慎重に評価する必要があると思われた。病理組織学的評価ではいわゆる反応層では腫瘍細胞を確認できなかった。 3.現在、冷凍保存した細胞からm-RNAを抽出、逆転写酵素処理し、c-DNAとして保存する作業をおこなっている。本作業終了後、骨腫瘍においては骨誘導因子、軟部腫瘍においては各組織形に応じたprobeを用いてPCRを行い腫瘍組織に発現しているm-RNAが腫瘍周囲の組織で発現していることが確認できるか否かの分子生物学的評価を行う予定である。 4.ErbB-2遺伝子の骨肉腫組織中の発現について検討した結果 (1)骨肉腫組織において一定の頻度でErbB-2遺伝子が確認できた。 (2)ErbB-2遺伝子自体の異常は確認できなかった。 (3)ErbB-2の発現の有無が骨肉腫患者の肺転移の出現及び生命予後に相関することが統計学的に推測された。
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