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1996 年度 研究成果報告書概要

血中PSA,PAPmRNAを用いた前立腺癌stage診断法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07457366
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関東北大学

研究代表者

折笠 精一  東北大学, 医学部, 教授 (60001004)

研究分担者 舩渡 忠男  東北大学, 医学部・付属病院, 講師 (70165455)
星 宣次  東北大学, 医学部, 助教授 (80107200)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
キーワードPSAmRNA / prostate cancer / staging / R^T-PCR
研究概要

RT-PCR法により血中のPSAmRNAの検出を試みてきたが、ELISA法を用いた高感度血中PSAmRNA検出系を開発した。
前立腺癌細胞LNCaP及び前立腺肥大症ないし前立腺癌患者の78例の凍結血清を更に1200G.にて遠沈したものを用いた。新たなPSA primerを設定し、riverse transcriptaseとploymerase反応を同時にできるrTth Polymeraseを用い、目的とするPCR産物はdinitrophenyl(DNP)-labelled primeによりRT-PCRにより増幅させた。PCR産物はアルカリ変性後microwellに固相されれているPSAに特異的なprobeにhlbridizeされる。PCR産物とこのprobeの複合体は酵素抗体法により発色され検出される。
これまでの検出法では、末梢血単核球10^6個に混入された場合、LNCaP細胞10^0個まで検出可能であったが、ELISA法では10^<-1>まで検出可能で、前立腺癌例のみならず7例の前立腺肥大症からもPSAmRNAが検出された。本法はFicollによる血中の有核細胞の分離の必要がない。Southern Blot法は12時間を要したがELISA法は1時間で十分であった。
血中PSAmRNAは正常男性、女性でも僅かながら検出されている。臨床的に意義のある血中PSAmRNAの測定値を決定する必要があるが、ELISA法は定量が可能なので、今後血中PSAmRNA値の定量化を進めたい。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 高橋とし子,他: "リンパ節吸引細胞診による膀胱癌リンパ節転移診断-サイトゲラチン染色による癌細胞の鑑別診断-" 日本臨床細胞学会雑誌. 34. 1041-1046 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 大山 力,他: "精巣腫瘍におけるPCNAとAgNORの臨床的意義" 日泌尿会誌. 86. 1543-1551 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 星 宣次,他: "前立腺癌に対する骨盤内リンパ節吸引性検のコツ" 臨泌. 50. 279-281 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 星 宣次,他: "前立腺癌骨盤内リンパ節転移の遺伝子診断" 泌尿紀要. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 高橋とし子,他: "リンパ節吸引細胞を用いた前立腺癌リンパ節転移の遺伝子診断" 臨床病理. 44. 1183-1188 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 1999-03-09  

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