研究課題/領域番号 |
07457407
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
山下 敏夫 関西医科大学, 医学部, 教授 (10077654)
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研究分担者 |
大西 純夫 関西医科大学, 医学部, 助手 (80257914)
原田 成信 関西医科大学, 医学部, 助手 (00198920)
友田 幸一 関西医科大学, 医学部, 助教授 (50164041)
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キーワード | 内耳蝸牛 / 有毛細胞 / 膜感受性色素 / 膜電位測定 |
研究概要 |
1)膜電位測定のための装置のシステム化を完成させた。しかし、感受性色素を用いたこの方法でsingle cellレベルの膜電位を測定した報告がなく、色素の選択、負荷方法と時間の確立など全て新たに検討する必要があり、至適条件設定に苦慮した。 2)内耳蝸牛外有毛細胞といったsingle cellに最適な膜電位感受性色素としてオキシノール系吸光色素NK3630を選択した。 3)single cellレベルの研究では、従来報告されているものより高倍率にする必要があるため信号対雑音比が小さくなる問題があり、雑音の軽減をはかるために除震台の設置、還流法の変更等工夫を重ねた。 4)それらの結果、ごく最近高濃度のカリウム投与による細胞の脱分極条件負荷に対応した膜電位の変化を見ることができた。しかしこれが還流などのア-ティファクトでないかを検討中である。
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