研究課題/領域番号 |
07457485
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
半田 祐二朗 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (50165049)
|
研究分担者 |
栗田 賢一 愛知学院大学, 歯学部, 助教授 (40133483)
立松 憲親 岐阜大学, 医学部, 助教授 (60021474)
|
キーワード | ヒアルロン酸ナトリウム / 変形性関節症 / 顎関節 / 関節液 / ヒツジ顎関節 / 変形性関節症モデル / 骨形態計測 |
研究概要 |
目的:われわれの日豪共同研究グループによって先に確立した(Ishimaru et al)ヒツジ顎関節の変形性関節症モデルを用いて、ヒアルロン酸ナトリウム(HA)の関節腔内注入が同症発症への抑制効果があるかという点について、病理組織学的検討を行う。 材料および方法: 1)12頭のメリノ種の雄の羊(体重約60Kg)の左顎関節をHA投与側、右顎関節をコントロール側とした。Ishimaru et alの方法に従い、全身麻酔下に両側の顎関節頭の表層剥離、と関節円盤の人工的perforationを行い変形性関節症を確立した。 2)1)の処置の7、10、14、17、21日後にHA投与側にhyaluronic acid lml(Artz,Seikakgaku Kogyou Co.Ltd.)をコントロール側には同量の生理食塩水を顎関節上関節腔に反復注入投与。 3)2)の投与終了後、すべての実験動物を2群に分けそれぞれ、1か月、3か月後に屠殺。顎関節分の規格組織標本を作成。 4)3)の規格標本上で骨形態計測を行い変形性関節症の進展状況を定量的に評価。 結果: HA投与側、コントロール側の双方にOA変化が見られたが、HA投与側に優位にOAの進展が抑制されているデータが得られた。 論文執筆: 現在上記結果について報告した論文をInternational Jounal of Oral and Maxillofacial Surgeryに投稿中。
|