研究課題/領域番号 |
07457500
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
岡野 博郎 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40066981)
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研究分担者 |
有家 巧 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (70184281)
中嶋 正博 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (10188964)
森田 章介 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (90148461)
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キーワード | 歯原性腫瘍 / 分子生物学 / 癌遺伝子 / 増殖因子 / 細胞培養 |
研究概要 |
(細胞・組織培養):エナメル上皮腫の診断を得て培養に供した5症例中、4症例において初代培養に成功した。これらの細胞は、フラスコ内で敷石状に配列した特徴あるコロニーを形成し、周囲の線維芽細胞と明瞭な境界をもって区別された。腫瘍細胞の集落は一定期間増殖を続けた後、周囲の線維芽細胞に次第に取って代わられた。これまでの経過より、エナメル上皮腫は培養増殖が可能であり、継代培養や凍結保存における条件設定により、今後、細胞のクローニングや経時的な細胞分化の追従、骨組織との共存培養による細胞相互間情報解析が行えると確信する。 (免疫組織化学的解析)ホルマリン固定パラフィン切片ならびに凍結切片を用いて、瀘胞型および叢状型のエナメル上皮腫におけるEGF、TGF-β、EGFレセプターおよびp53癌抑制遺伝子産物およびbc1-2アポトーシス抑制遺伝子産物の局在を免疫組織化学的に検索した。EGF、TGF-βは、パラフィン切片ならびに凍結切片ともに陽性反応はみられなかった。EGFレセプターは、腫瘍細胞の細胞質および間質の線維芽細胞に陽性反応がみられた。p53およびbc1-2は、腫瘍細胞に陽性反応はみられなかった。今後、症例数を重ねて、さらなる検索が必要と考える。 (分子生物学的解析)PCR機器の納品が平成7年度末になった為、プローブの作製、条件設定を含めてRT-PCRによるスクリーニングを現在おこなっている段階である。 この検索で陽性の各種プローブを用いて、症例毎にin situ hybridizationを行ってゆく。
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