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1995 年度 実績報告書

歯の移動を破骨細胞のエネルギー活性から評価する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07457513
研究種目

一般研究(B)

研究機関鶴見大学

研究代表者

桑原 洋助  鶴見大学, 歯学部, 教授 (30064348)

研究分担者 田中 隆  鶴見大学, 歯学部, 助手 (50271367)
野田 晃司  鶴見大学, 歯学部, 助手 (10148059)
中村 芳樹  鶴見大学, 歯学部, 講師 (10097321)
キーワード歯の移動 / 破骨細胞 / エネルギー活性 / チトクローム酸化酵素 / 画像処理
研究概要

平成7年度は、力の減衰を極力抑えた実験的歯の移動後3時間から3日目までの比較的初期の歯根膜の組織変化について、また、cytochrome c oxidase活性の検出と基本的画像処理の操作を最大圧迫部に特徴的な歯槽骨の吸収像が認められる歯の移動後7日目の実験群について行い、その酵素活性の数値化と再現性について試行した。
結果と考察:
1,破骨細胞のmitochondria に osmium blackとして光顕的に認められるcytochrome c oxidase活性をスライドに記録し、それをLUZEX-FS画像処理装置によって抽出し、数値化し、定量化できることが十分に可能であることがわかった。更に、歯の移動の際に出現する特徴的組織である変性組織について、toluidine blue やbasic fuchsine で切片を染色することによって変性組織の大きさや染色性の経時的変化についても数値化できることがわかった。
2,力の減衰を極力抑えた実験的歯の移動後3時間から12時間までの実験期間の破骨細胞の分布や数、また、歯根膜組織の変化に有意な差は認められなかった。そのため、実験期間を1日、7日、14日、21日、28日、42日に変更することが適当であると考える。さらに、矯正力について、5gの矯正力でも変性組織様の構造が出現し、また、10gでは十分にheavy force的所見が認められることから、3g、6g、15gに矯正力を変更することが適当であると思われた。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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