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1997 年度 実績報告書

低酸素シグナルによるエリスロポエチン誘導機構の分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07457554
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

安河内 幸雄  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (60037398)

研究分担者 土屋 輝昌  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (20242109)
キーワード低酸素 / エリスロポエチン / 遺伝子発現
研究概要

エリスロポエチン(Epo)遺伝子のプロモーターおよび下流領域にはHNF-4結合モチーフが、また下流領域にはHIF-1結合モチーフが存在する。われわれは両者について点変異モチーフをもつ組み合わせを作製し、ルシフェラーゼ・レポーターアッセイにより低酸素による誘導を検討した。その結果、両者はco-operativeに作用しているデータを得たので、現在両者の蛋白-蛋白相互作用があるかを明らかにするため発現ベクターを構築し、準備を進めている。またdifferential screeningにより、低酸素において誘導される一個のクローンを得た。これはDNAシーケンスによるとオープンリーディングフレームが5千ぐらいのポリペプチドであるが、コアクチベータ-に特異的なモチーフをもっていることが判明した。現在このクローンが全長であるか、これとDNA結合性転写因子あるいは基本転写因子との間に相互作用があるかなど追求中である。更に低酸素シグナルを共有すると考えられる金属により特異的にリン酸化を受けるクローンを得た。これはストップコドンを多くもち、RNAとして働くのではないかと考えている。この変異解析により特定のドメインを同定することができた。現在Hep3B細胞以外の正常細胞などにも存在するか検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Tsuchiya et al.: "Activation of the Erythropoietin Promoter by a point Mutation from GATA to TATA in the -30 Region." J.Biochem.121. 193-196 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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