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1996 年度 実績報告書

心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)分解酵素阻害薬の腎機能保護作用

研究課題

研究課題/領域番号 07457559
研究種目

基盤研究(B)

研究機関自治医科大学

研究代表者

藤村 昭夫  自治医科大学, 医学部, 教授 (90156901)

研究分担者 宮森 勇  金沢大学, 医学部, 助教授 (40142278)
原田 和博  自治医科大学, 医学部, 助手 (70245059)
三浦 恭定  自治医科大学, 医学部, 教授 (60048965)
キーワード心房性ナトリウム利尿ペプチド / 分解酵素阻害薬 / シノルファン / シクロスポリン / 腎機能保護
研究概要

これまでの研究によってsinorphan(心房性ナトリウム利尿ペプチド分解酵素阻害薬)がcyclosporin A(CyA)による腎障害を防止することを明らかにした。
平成8年度の研究実績
1)sinorphanの腎保護作用の機序を検討した。
ラットにCyAを反復投与し、大動脈および腸管膜動脈におけるendothelin mRNAを測定したところ,CyA投与によってmRNA量は増加したが、sinorphanとの併用によってその増加は抑制された。CyAによる腎障害にendothelinの関与が示唆されていることより、sinorphanはCyAによるendothelin産生を抑制することによって腎保護作用を示したものと考えられる。
2)CyAの免疫抑制作用におよぼすsinorphanの影響を検討した。
ラット脾リンパ球を用いた混合リンパ球試験によってthiorphan(sinorphanの活性体)はCyAの免疫抑制作用に影響をおよぼさないことが明らかになった。
平成9年度は血中CyA濃度におよぼすsinorphanの影響を検討するとともに、ラット腎移植モデルを用いてsinorphanの腎保護作用をさらに検討する予定である。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2015-04-14  

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