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1996 年度 実績報告書

薬剤による腎障害の早期発見を目的とした蛋白解析法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07457561
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

保崎 清人  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (80013944)

研究分担者 芝 紀代子  東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (00013988)
キーワード尿タンパク / 薬剤性腎障害 / キヤピラリー電気泳動
研究概要

我々は平成7年度においては、キヤピラリー電気泳動法を用いた尿タンパク解析の前例が全くないことから、カラムの選択と分析条件の検討を行ない、当面ゲル濾過カラムを利用することおよび尿タンパクへの応用における条件設定を完了した(日本電気泳動学会春季大会 東京 1997)。同時に対照法としてはセルロースアセテート膜電気泳動法によるタンパク分画および代表的なタンパクについては免疫測定法による定量法とした。この間の付帯的成果として、尿タンパクのセ・ア膜電気泳動法において、試料の濃縮を行わず染色が可能な極めて感度の高い染色法を開発し、これを発表した(世界臨床化学会 ロンドン 1997)。平成8年度においては、キヤピラリー電気泳動法による尿タンパク解析の第1歩として、健常人および糖尿病患者の尿につき分析を行い、他の分析法にくらべ、極めて多彩な情報が得られることを確認した。独立して検出されるピーク数は健常人で23ピークあり、糖尿病患者では36ピークと非常に多く、分子量1万以下のピークが23ピーク、1万から33万が13ピークであった。当面は分子量1万以上のタンパクのピークの解析に重点をおくが、将来はへ異分子のペプタイドの動態も注目すべきであると思われる。現在、これらのピークの同定をおこなっているが、近くその主なものについては完了する予定である。また近く抗生物質あるいはインターフェロンなど副作用として腎障害を来す可能性をもつ薬剤の尿タンパクへの影響を検討する最終的な実験計画が実施されるところで、最終年度において、これらが完結する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiratsuka N,Shiba K,Hosaki S: "Radip and highly seusitive colloidal silaer staining on cellulase acetae membrans for analysis of usinary profeiry" Journal of Clinical Laboratory Analysis. 10. 403-406 (1996)

  • [文献書誌] 平塚,芝,保崎他: "セ・ア膜電気泳動後の尿タンパク分画における銀染色法とAisd Violet染色法との比較" 生物物理化学. 41. 25-27 (1967)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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