研究課題/領域番号 |
07457566
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
金川 克子 東京大学, 医学部, 教授 (10019565)
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研究分担者 |
斎藤 恵美子 東京大学, 医学部, 助手 (90251230)
深山 智代 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (70060746)
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キーワード | 地域看護診断 / ethnographic method / key informant / primary informant / interview / community |
研究概要 |
この研究は、平成7〜8年度の2年間の研究である。 第1年目には、Communityの看護活動を進める際に、Communityの看護上の問題を明確にするための方法として、既存の衛生統計資料にethnographic methodを取り入れてInterviewの方法や調査を加えることの重要性とその方法を明らかにした。第2年目には、前年度に明らかにした地域看護診断の枠組みに基づいて、地域(石川県輪島市、北海道美瑛町)で実際に応用し、地域看護診断のモデル化を図った。 特に、石川県輪島市においては、(1)入手可能な既存の統計資料や様々な史料の発掘と整理・分析、(2)ethographic methodを取り入れたKey,Primary-Informants33人へのinterviewにより、主に高齢者に関連する課題の抽出、(3)独居高齢者・高齢者のみ世帯全数を対象とした調査の実施・分析を通して、輪島市の、主に高齢者に関連した看護上の問題を明らかにした。また、これらの問題に対し、輪島市の保健活動をになっている行政担当者(保健・福祉・看護担当者)から、内容の妥当性の評価を得ることにより、地域看護診断には、(1)既存の資料、(2)ethnographic methodを取り入れたInterview、(3)具体的な調査を通して多角的にとらえる方法(モデル)が妥当なものと結論づけた。
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