研究課題/領域番号 |
07457601
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
榎本 耕治 慶應義塾大学, 医学部・外科, 助教授 (70051365)
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研究分担者 |
渡辺 靖夫 慶應義塾大学, 医学部・外科, 助手 (20265846)
古川 潤二 慶應義塾大学, 医学部・外科, 助手 (90265843)
妻沼 孝司 フジクラ研究所, 開発部, (研究職)課長
米山 公康 慶應義塾大学, 医学部・外科, 助手 (30255484)
池田 正 慶應義塾大学, 医学部・外科, 講師 (70124930)
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キーワード | Endoscopy / Nipple Discharge / Breast Cancer / Superfinscope |
研究概要 |
血性乳頭分泌の12%は乳癌である。また、終末乳管の多発性乳頭腫の10%は後になって乳癌に発展している。このように終末乳管の経時的観察が乳癌の早期発見に必要であり、そのための観察器具の開発が望まれている。 1乳管の系統的観察 昨年度Superfine Scopeを用いて乳管の系統的観察を行なったが、記録方法に難点があり、乳管造影X線写真像との対比に難渋した。しかし本年度は光源装置の改良、画素数3000のSuperfiberscopeの口径の拡大、乳管を拡張させる技術の進歩により観察の成功率が上昇し、且つ、30mm filmに記録保存することも可能となり、急速に進歩した。 2Superfine Scope用biopsy器具の改良 タスク社との協同により外径1.2mmの生検器具を作製し、乳癌切除標本で試みた。組織片の採取は可能であるが、薄片のため情報量が少なく、さらに改良の余地がある。 3乳管内LASER照射 乳癌切除標本を用いてNb-YAG LASERをPower系列、照射時間系列、で行ない、照射効果と安全性をテストした。非接触による連続照射の至適出力は18Wであったが、臨床面では安全性を考えて10Wを用いた。照射による組織変化(2週間後)病巣の変化をSuperfinescopeで観察し、組織像と対比した。現在、腫瘍親和性光感受性物質を投与し、エキシマ Dye-LASERを用いて選択的照射による組織学的変化を検討中である。
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