研究課題/領域番号 |
07457606
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
小川 亮惠 関西医科大学, 医学部, 教授 (90077610)
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研究分担者 |
赤木 繁夫 関西医科大学, 医学部, 講師 (80148501)
菅野 博 関西医科大学, 医学部, 講師 (10131442)
戸田 佳孝 関西医科大学, 医学部, 助手 (20247927)
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キーワード | 慢性関節リウマチ / 変形性関節症 / 骨破壊 / 遺伝子診断 |
研究概要 |
慢性関節リウマチ(以下、RA)以外の変形性関節症(以下、OA)や通風性関節炎(以下、GA)などのRA関連疾患においてもHLA-DRB1対立遺伝子型が骨破壊進行に関するrisk factorとなるのか、また、確認実験のためHLA-DRB1遺伝子型が骨破壊進行度に関与するための中間生成物質の一つと考えられるサイトカイン(インターロイキン-1,-6)産生量を調べた。本助成金によって検査された症例数は、HLA-DRB1遺伝子検査73例(RA:10例、OA:45例、GA:12例、その他の関節炎:6例)、インターロイキン-1 24例(RA:16例、OA:5例、GA:1例、その他の関節炎:2例)、インターロイキン-6 103例(RA:81例、OA:20例、GA:1例、その他の関節炎:1例)であった。上記、検査結果から、OAやGAの症例においては、RA症例に比べて有意にHLA-DRB1*0405まどのRAのsusceptible alleleの遺伝子頻度が少なかった。また、インターロイキン-1の平均値(pg/dl)はRA群では85.4であるのに対してRA以外の疾患では10.27であり、インターロイキン-6の平均値(pg/dl)はRA群では20.2であるのに対してRA以外の疾患では5.1と、いずれのインターロイキンもRA群で有意に高値を示した。以上の結果は第86回中部整形災害学会をはじめとする学会で発表予定である。
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