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1995 年度 実績報告書

慢性関節リウマチ患者と他の疾患患者におけるHLA-DRB1対立遺伝子頻度の比較

研究課題

研究課題/領域番号 07457606
研究種目

一般研究(B)

研究機関関西医科大学

研究代表者

小川 亮惠  関西医科大学, 医学部, 教授 (90077610)

研究分担者 赤木 繁夫  関西医科大学, 医学部, 講師 (80148501)
菅野 博  関西医科大学, 医学部, 講師 (10131442)
戸田 佳孝  関西医科大学, 医学部, 助手 (20247927)
キーワード慢性関節リウマチ / 変形性関節症 / 骨破壊 / 遺伝子診断
研究概要

慢性関節リウマチ(以下、RA)以外の変形性関節症(以下、OA)や通風性関節炎(以下、GA)などのRA関連疾患においてもHLA-DRB1対立遺伝子型が骨破壊進行に関するrisk factorとなるのか、また、確認実験のためHLA-DRB1遺伝子型が骨破壊進行度に関与するための中間生成物質の一つと考えられるサイトカイン(インターロイキン-1,-6)産生量を調べた。本助成金によって検査された症例数は、HLA-DRB1遺伝子検査73例(RA:10例、OA:45例、GA:12例、その他の関節炎:6例)、インターロイキン-1 24例(RA:16例、OA:5例、GA:1例、その他の関節炎:2例)、インターロイキン-6 103例(RA:81例、OA:20例、GA:1例、その他の関節炎:1例)であった。上記、検査結果から、OAやGAの症例においては、RA症例に比べて有意にHLA-DRB1*0405まどのRAのsusceptible alleleの遺伝子頻度が少なかった。また、インターロイキン-1の平均値(pg/dl)はRA群では85.4であるのに対してRA以外の疾患では10.27であり、インターロイキン-6の平均値(pg/dl)はRA群では20.2であるのに対してRA以外の疾患では5.1と、いずれのインターロイキンもRA群で有意に高値を示した。以上の結果は第86回中部整形災害学会をはじめとする学会で発表予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 戸田佳孝 他: "慢性関節リウマチ患者のHLA-DRB1対立遺伝子の組み合わせと骨破壊進行度との関連性について" リウマチ. 35. 514-520 (1995)

  • [文献書誌] 戸田佳孝 他: "HLA-DRB1対立遺伝子型と慢性関節リウマチにおける骨破壊進行との関連性 -遺伝子型別治療の可能性もふくめて-" 炎症と免疫. 4. 202-210 (1996)

  • [文献書誌] 戸田佳孝: "HLA-DRB1対立遺伝子分類による慢性関節リウマチの骨破壊進行の予後予測について" 整形外科. 47. 375-379 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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