研究分担者 |
角野 幸博 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (90248120)
横川 公子 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (50090923)
平松 幸三 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (70026293)
大塚 滋 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (70071438)
森谷 尅久 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (60230158)
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研究概要 |
研究代表者ならびに研究分担者が精力的に研究会を開催し,生活美学の原理と展開に関して討議を重ねた。その結果,本年度は以下のようなの成果を得た。 1)室町期以降の江戸,明治,大正,昭和,平成の都市文化,社会史の中に生活美学のキーワードを導入し,歴史的な検証を行った。たとえば「花」に関する歴史を生活美学の視点を交えつつ考察した。 2)現在の社会現象を生活美学の観点から検証するために,生活美学のキーワードを雑誌に掲載された記事から収集した。それに基づいて考現学的考察を加えた。たとえば結婚式のファッションの推移と女性の結婚観との関連をフィールドワークの成果と雑誌の記事とから論じ,グッズについて考現学的考察を行った。 3)生活美学の原理について哲学的考察を行った。「風俗」「ファッション環境」「ファッション学」についてその原理的諸問題を整理し,今後の展開を予言した。 4)生活美学の講義は,アメリカの州立大学で成立し,琉球大学に移植された経緯がある。これを資料を渉猟して追跡し,生活美学の歴史を考察した。 以上の成果を踏まえつつ,生活美学のテキストブック作成に向けて,その構成と内容に関し,議論を深めた。
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