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1995 年度 実績報告書

体育の授業成果を高める学習指導スタイルに関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07458011
研究種目

一般研究(B)

研究機関筑波大学

研究代表者

高橋 健夫  筑波大学, 体育科学系, 教授 (60029725)

研究分担者 岡沢 祥訓  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (40110978)
キーワード学習指導スタイル / 観察法 / 形成的授業評価 / 体育授業研究
研究概要

1)体育授業で適用される学習指導スタイル(teaching style)を観察・分析する道具を開発した。アメリカのM.Mosston,Hurwitz,Gabbard等のモデルに検討を加え,また,これまで進めてきた研究成果をふまえて,「授業場面」「場面のイニシアチブ」「学習形態」「指導行動」の4次元からなる観察システムを開発した。
2)この観察法を適用して,小学校の30の体育授業を観察・分析した。この結果,特に授業場面のイニシアチブと指導行動(のイニシアチブ)の二次元に着目して分析することの意義が認められた。
3)関連研究として,教師の相互作用及びその表現形態が子どもの授業評価に及ぼす影響について研究した。この結果,各種の相互作用の頻度以上にその表現形態が授業成果に重要な意義をもつことが明らかになった。
4)体育授業観察評価チェックリストを作成する目的から,授業を観察した教師たちを対象に調査研究を行った。因子分析を施した結果,教師たちは「教師の相互作用」「学習環境」「授業の勢い」「効果的学習」「意欲的学習」の5つの観点から評価することが明らかになった。また,これらの観点からの評価と子どもの形成的授業評価との関係を分析した結果から,熟練教師は,これら2つの評価の間に強い相関が認められた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 長谷川悦示,高橋健夫,他: "小学校体育授業の形成的授業評価票及び診断基準作成の試み" スポーツ教育学研究. 14. 91-101 (1995)

  • [文献書誌] 大友智,高橋健夫,他: "生徒特性が教師と生徒の言語活動に及ぼす影響-特に,生徒の体育授業に対する愛好的態度及び技能について-" スポーツ教育学研究. 15. 81-89 (1995)

  • [文献書誌] 高橋健夫,歌川好夫,他: "教育の相互作用及びその表現のしかたが子どもの形成的授業評価に及ぼす影響" スポーツ教育学研究. 16(発表予定). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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