研究課題/領域番号 |
07458013
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
田中 喜代次 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (50163514)
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研究分担者 |
小林 敏生 東京商船大学, 保健管理センター, 助教授 (20251069)
西嶋 尚彦 筑波大学, 体育科学系, 講師 (50202239)
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キーワード | 高齢者 / QOL(生活の質) / 活動能力 / 全身持久性 / 生活満足度 |
研究概要 |
高齢者が自立して活力ある日常生活を営むのに必要となる身体機能水準(活動体力)の構造を明らかにし、その上で高齢者の生活体力水準をより客観的に評価する尺度(QOL指標)を考案した。さらにQOLを高めるために有効となる中高年齢者用の健康運動プログラムのソフトを提案した。 本研究で提案するQOLは、従来から検討を進めてきた活力年齢、体力年齢、活動能力年齢に加え、新たに考案した身体活動能力、活動体力、生活満足度、健康状態、栄養摂取状態、社会環境、ライフスタイルなどの情報から評価するものである。体力の中では全身持久性、柔軟性、筋力、平衡性を強調している。全身持久性については、その測定が困難なことから、簡易に評価する2通りの手法を開発した。 QOL指数は国民一人ひとりの健康・体力・活動能力水準の有用な目安となり、暦年齢尺度に変換してその評価結果を個人にフィードバックすれば高齢者でも十分に自己評価でき、ライフスタイルを改善する大きな動機づけにもなるだろう。QOL診断結果に基づいて個人に合った運動プログラムを処方すれば、“寝たきり"のような身動きのできない、または不自由な老人の数を減らし、社会全体に共通して望まれる生きがいを顕著に高める方向に貢献できよう。
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