研究課題/領域番号 |
07458026
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 亜細亜大学 |
研究代表者 |
植竹 恒男 亜細亜大学, 教養部, 教授 (10050189)
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研究分担者 |
竹之内 脩 大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (20029375)
一山 稔之 亜細亜大学, 情報科学研究所, 講師 (70213014)
山崎 圭次郎 亜細亜大学, 情報科学研究所, 教授 (60012275)
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キーワード | 数学教育 / 学習用ソフトウェア / GUI |
研究概要 |
○首都圏、関西、東北の各地区において、会議を開き、主として、大学・高等学校の数学教育のための学習用ソフトウェアの開発事例を収集するとともに、その問題点について検討した。また、小・中・高・大学の数学科教員を対象として、その現状に関するアンケート調査を実施した。 ○大学や高等学校において、数学処理ソフトは演示型のソフトウェアを開発するために効果的であることが各種の指導事例によって確認された。この種のソフトは問題解決型の学習に対しても有効であると思われるので、今後はこのような学習形態についても検討していきたい。 ○当初は数式処理ソフトを中心に研究を進めたが、GUI環境^*やインターネットの急速な進展を考慮し、それらの新しい環境のもとでの数学教育の在り方や将来のカリキュラムも視野に入れながら、学習用ソフトウェアの開発を進めることにしGUI上でApplicationを開発するためのソフトを購入した。また、インターネットに関する講演を日程に加え、本年セヴィリアで開催される数学教育国際会議において、これを利用した実験授業に我が国も参加することが確認された。 *Graphical User Interfaceグラフィック画面などの全面的な採用によって、一般ユーザーにとっても扱いが容易なパソコン環境を目指すもので、そのためのOSとして、MacintishやWINDOWSが開発されている。設備・備品として購入したVisual BasicとDelphiはWINDOWS上で各種のApplicationを開発するためのソフトである。 ○調査の結果、いわゆる“先進校"ほど却って新施設・設備の更新が遅れ、新しい環境のもとでの研究・実践が進めにくいという現状がわかった。しかし、それらの教員を支援し、彼らの経験を生かして、GUI上での学習用ソフトウェアを開発する方向で研究が進められてつつある。
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