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1997 年度 実績報告書

情報教育の普及と発展を支えるシステムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 07458030
研究機関関西大学

研究代表者

水越 敏行  関西大学, 総合情報学部, 教授 (20019409)

研究分担者 木原 俊行  岡山大学, 教育学部, 講師 (40231287)
キーワード情報教育 / マルチメディア / インターネット / メディア教育 / 情報教育主任 / 総合的な学習
研究概要

(1)訪問調査の継続
平成8年度は10校弱の小・中学校を対象とした訪問調査をおこない、各学校の情報教育史・メディア環境・現在のカリキュラム・教授組織や学校運営体制などに関する聞き取り調査を展開した。
平成9年度は、滋賀大学教育学部附属中学校・新潟県中郷小学校・富山県福野小学校・京都市教育委員会情報教育センターに対象を限定し、訪問・聞き取りを継続した(学期に1回程度)。特に、1)横断的・総合的な学習カリキュラムにおけるマルチメディアの利用、2)インターネットによる情報発信の内容、3)情報教育推進のためのキーパーソンの位置づけ、等をデータ収集の視点とした。
訪問調査による資料を分析した結果、情報教育普及・発展要因をモデル化することができた。
(2)質問紙調査の実施
平成7年度に質問紙調査を実施したが、ここ2年間のメディア環境の整備は著しいものがある。そこで、再度小・中学校を対象とする質問紙調査を実施し、その実態と要因を明らかにすることを試みた。
調査は大きく2つに分かれる。ひとつは、西日本・中部日本の情報教育指導者講座に参加した小・中学校教員を対象とするものである。ふたつは、富山県の小・中学校の全数調査である。
前者の調査から、インターネット利用環境は全国的にはまだ整っていないこと、かつてに比べてコンピュータを利用する教科や使用するアプリケーションに広がりが出てきていること、などが分かった。
また、後者の調査から、情報教育担当者が「情報機器のメインテナンス」「研修」を担当していること、彼らに対する外部サポートがまだ充実していないこと、などを指摘することができた。
(3)報告書の作成
平成7〜9年に収集した知見を整理し、研究知見を報告書にまとめた(A4版70ページ程度)。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 水越,敏行: "情報活用能力の育成を視野に入れた学習指導の改善" 中等教育資料. No.703. 20-25 (1998)

  • [文献書誌] 木原,俊行: "情報教育の普及と発展のために" 教育と情報. No.469. 16-21 (1997)

  • [文献書誌] 木原,俊行: "イギリスにおける情報教育" 財)日本教材文化研究財団・研究紀要. 第26号. 76-81 (1997)

  • [文献書誌] 水越,敏行: "教育工学研究のあり方について" 日本教育工学雑誌. 20. 75-81 (1996)

  • [文献書誌] 水越敏行: "変わるメディアと教育のありかた" ミネルヴァ書房, 289 (1996)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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