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1995 年度 実績報告書

バイオメカニクスを応用した身体動作の学習と指導方法のマルチメディア化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07458047
研究種目

一般研究(B)

研究機関島根大学

研究代表者

大谷 和壽  島根大学, 教育学部, 助教授 (80032647)

研究分担者 境 英俊  島根大学, 教育学部, 講師 (80170562)
植野 淳一  島根大学, 教育学部, 助教授 (00127482)
斎藤 重徳  島根大学, 教育学部, 助教授 (50032636)
塚本 正秋  島根大学, 教育学部, 助教授 (10093650)
山下 晃功  島根大学, 教育学部, 教授 (40032594)
キーワードバイオメカニクス / マルチメディア教材 / スティックピクチャー / 木工作業動作 / かんな削り動作 / 体育実技動作 / 技術科教育 / 体育科教育
研究概要

木工作業のかんな削り、のこぎりびき、玄能による釘打ちなどを木工作業熟練者と未熟練者についてビデオ撮影(60フレーム/sec)を行なった。かんな削りにおいては左右両腕の長掌筋と上腕三頭筋の4筋の筋電の測定を併せて実施した。以上の3っの木工作業の結果として、かんな削りについてはかんなくず形状と厚さの測定、のこぎりびきについては鋸断面の形状測定、釘打ちでは玄能頭部の打撃面位置の測定を実施した。
体育実技については、短距離走、バスケットボールのドリブルとシュート、剣道の突き動作についてハイスピードビデオ撮影(500フレーム/sec)を実施した。木工作業、体育実技について得られたビデオ映像を画像解析し、それぞれスティックピクチャーとして各被験者のそれぞれの身体動作のデータを収集することができた。また、かんな削り動作における筋電の測定においては、熟練者と未熟練者の技能の相違を明確に表わすデータを収集することができた。
以上の各種の得られたデータの中から、かんな削り動作を1事例として、身体動作診断システムのマルチメディア教材の試作を実施した。その結果、音声によるナレーション、スティックピクチャーをアニメーションとして提示する動画を複合させたマルチメディア教材を試作することができた。さらに、そのマルチメディア教材によって学習しながらかんな削り動作の診断をするための診断表を試作し、学習しながら診断もできる一連のマルチメディア教材によるかんな削り動作診断システムの試作品が完成した。
このシステムの中には、木工作業熟練者と未熟練者の比較。さらには、未熟練者の学習前後におけるかんな削り動作の変化、学習効果などが診断表の上で比較できるようなデータベースとしての活用の可能性を確認することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山下晃功: "技術教員養成課程でのかんな削り動作学習のソフトウェア" 日本産業技術教育学会第38全国大会講演要旨集. 62 (1995)

  • [文献書誌] 山下晃功: "かんな削り動作学習用コンピュータ教材" 木材加工教材教具集. 69-70 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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