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1995 年度 実績報告書

損害保険による巨大リスクの科学的マネジメントに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07458077
研究種目

一般研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

片山 恒雄  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70013216)

研究分担者 大門 文男  損害保険料率算定会, 業務第1部, 部長代理/調査研究担
童 華南  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (80260511)
山崎 文雄  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (50220322)
目黒 公郎  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40222343)
A.S. Herath  東京大学, 生産技術研究所, 外国人客員教授 (80240737)
キーワード巨大リスク / 損害保険 / 阪神・淡路大震災 / 地震保険 / 地震危険度解析 / 地震被害
研究概要

1995年兵庫県南部地震は、本研究の遂行にきわめて大きな影響を及ぼした。研究を申請したときには、あのような大規模な被害を伴う地震がわが国の都市を襲うとは考えていなかった。結果的には、本研究のねらいは、実に現実性の高いものだったのである。したがって、阪神・淡路大震災のデータと本格的に取り組むことが、この研究の急務となったが、その全貌は現時点でも明らかではない。家屋被害のGISデータベースがやっと近日中に公開される見込みであり、7年度に構築した、それ以前のデータに基づく被害予測式は根本的に見直さざるとえない。地震保険の支払状況も、やっと資料がまとまりつつある。これまでわが国では、地震保険が本格的に支払われたことはなく、今回の資料を使うことによって、保険による巨大リスクへの対応を、はじめて外国の例と比べることができる。被害額そのものに関しても、とくに被災地内外の経済活動に与えた間接被害はまだ分かっていないことのほうが多い。東京大学生産技術研究所(片山研究室)が開発した地震危険度解析システムERISA-Pに対する問い合わせが、神戸の震災の後、急に増加した。7年度には、このシステムを使って日本全土の地震危険度を試算してみたが、兵庫県南部地震の際に得られた近距離の大加速度記録を組織的に組み込んだ再計算が必要である。7年度の研究実績は、そのまま8年度に研究すべき項目へつながっているといえる。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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