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1995 年度 実績報告書

廃プラスチックの低温燃焼処理技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07458078
研究種目

一般研究(B)

研究機関横浜国立大学

研究代表者

小川 輝繁  横浜国立大学, 工学部, 教授 (50017935)

研究分担者 三宅 淳巳  横浜国立大学, 工学部, 講師 (60174140)
キーワード廃プラスチック / ポリアクリロニトリル / 2段燃焼 / 触媒燃焼 / シアン化水素
研究概要

廃プラスチックの安全かつ適正な処理と減容化は廃棄物処理問題の中でも特に緊急性の高い課題である。本研究では,廃プラスチックの最終焼却分法として高温燃焼法に替わる大気汚染負荷の少ない低温燃焼法の開発を目的としたプラスチック専焼炉について検討を行った。平成7年度はプラスチック(ポリアクリロニトリル)を低温酸欠状態で分解・ガス化し,発生したガスを2次燃焼させ,これを触媒酸化分解法と組み合わせることにより,窒素酸化物及び有害排ガスの発生を低減する処理技術に関する検討を行った。
[1]燃焼生成ガスの分析と予測
各種熱分析,高速加熱実験等により生成したガスを,各種GC,GC/MS等により定性・定量し,熱分解及び燃焼時の反応解析を行って,安全な燃焼処理条件の設定を行った。
[2]最適燃焼条件の決定
上記予備実験の後,実験室規模の燃焼実験を行い,雰囲気酵素濃度,燃焼炉温度と各種生成ガス発生量の相関について検討し,また,有害ガス発生の低減の可能性と,燃焼最適条件について検討した。
[3]触媒燃焼法の検討
環境汚染負荷の少ない低温触媒燃焼法についての検討し,500〜600℃において熱分解,燃焼させた廃プラスチックから生成するガスのNOx,SOx等を除去するための適切な触媒の探索と,発生が予想されるシアン化水素,ダイオキシン等有害物質除去の方法について検討を行い,低温燃焼に有効な触媒の探索と,実用化への見通しについて有効な知見を得た。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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