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1995 年度 実績報告書

梨状葉皮質における抑制性ニューロンの軸索分布パターン

研究課題

研究課題/領域番号 07458202
研究種目

一般研究(B)

研究機関東邦大学

研究代表者

岸 清  東邦大学, 医学部, 教授 (00014118)

研究分担者 小田 哲子  東邦大学, 医学部, 助手 (90224237)
角田 幸子  東邦大学, 医学部, 講師 (80057752)
小島 久幸  東邦大学, 医学部, 助手 (00104539)
キーワード梨状葉皮質 / 軸索側枝 / 化学伝達物質 / モルモット
研究概要

モルモットの梨状葉皮質の第2a層の半月様細胞、第2b層の錐体細胞、第3層浅部の錐体細胞、第3層深部の多極性細胞の形態をゴルジ染色法で確認し、化学伝達物質の種類を免疫組織化学法で検索した。さらに、嗅球に刺激電極を設置し、約20個の第3層の神経細胞内に軸索トレーサーを注入・染色し、次の結果を得た。1)第3層深部の多極性細胞:この細胞は、glutamateの免疫組織化学反応は陰性であり、GABAの免疫陽性、GABA陽性細胞を亜区分するCalbindineとParvalbuminに対する免疫陽性であるために、抑制性神経細胞である。この樹状突起は嗅球の軸索投射を受ける第1a層に達しており、軸索は嗅皮質第3層およびendopiriform nucleus多数のシナプスボタンを形成することを証明した。2)第3層浅部の錐体神経細胞:単一細胞の軸索は細胞体近傍において多数の軸索側枝に分岐し、広範な領域の嗅皮質第1-3層に多数のシナプスボタンを形成する他に、ブローカの対角帯、扁桃体皮質、外側内嗅野、および前交連を通り対側の嗅皮質に達した。この細胞はglutamate免疫陰性であるために、さらに化学伝達物質の種類を検討中である。結果の一部をFourth IBRO World Congress of Neuroscienceで報告したが、さらに実験結果を解析中である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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