研究課題/領域番号 |
07459005
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小田 晋 筑波大学, 社会学系, 教授 (90049156)
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研究分担者 |
森田 展彰 筑波大学, 社会医学系, 講師 (10251068)
佐藤 親次 筑波大学, 社会医学系, 助教授 (90162437)
土本 武司 筑波大学, 社会医学系, 教授 (30207401)
山上 皓 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (60107315)
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キーワード | 供述 / 虚偽 / 司法精神医学 / 空想傾向人格 / 精神鑑定 |
研究概要 |
イ)筑波大学社会医学系精神保健グループと東京医科歯科大学難治疾患研究所犯罪精神医学教室から、この10年間の精神状態鑑定書コピー約300件(約12000枚)を撮った。 ロ)各鑑定書の被疑者の供述部分の本人歴・家族歴の問診にたいする回答について、社会言語学・語用論・テクスト言語学で会話の基本原理とされるGriceの「強調の原理」から導かれた量1・量2・質・関連性・態様の基準にして、評価を行った。 ハ)得られた評価表をパーソナルコンピュータに入力した。 ニ)現在、所有しているの司法精神鑑定データベースの人口統計学的諸項目、犯罪学的諸項目、精神医学的諸項目など約120件にさらに180件を追加・入力した。 ホ)供述の信頼性に関する文献をレビューし、様々な人格尺度(MMPI,ロールシャッハ・テスト等)により測定された人格特性と供述信頼性に関して考察し、その結果、今日の供述心理学の多くで用いられているMMPIスケールの各得点と供述信頼性加えてにて、MMPIの各質問項目の反応時間を指標として供述信頼性を評価する尺度を作成した。また、詐病と真の精神障害における供述信頼性に関する尺度を作成した。 ハ)宗教と供述特性、パーソナル・プローン・パーソナリティ(ナネロイド・パーソナリティ)と供述特性について症例を含めた検討を加えた。
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