研究課題/領域番号 |
07501001
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研究種目 |
試験研究(A)
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研究機関 | 大阪府立看護大学 |
研究代表者 |
服部 祥子 大阪府立看護大学, 看護学部, 教授 (90172931)
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研究分担者 |
大知 敬三 三栄メディカルサポート株式会社, ハード技術部開発課, 課長
浅田 博 大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (50151030)
竹中 晃二 岡山大学, 教育学部, 助教授 (80103133)
大西 久男 大阪府立看護大学, 医療技術短期大学部, 講師 (80194231)
山田 富美雄 大阪府立看護大学, 看護学部, 助教授 (50183687)
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キーワード | ストレスマネージメント教育 / 教育システム / パソコン(パーソナルコンピュータ) / Windows 95 / 生体信号 / 呼吸 / 小学生のストレス |
研究概要 |
本年度はストレスマネジメント教育システム作りの基本部分の設計を行った。 すなわち、(1)パーソナルコンピュータにシリアルインターフェースで接続できる9chの生体信号計測機器(リモートセンサー・アンプ)の基本設計、(2)胸部・腹部呼吸曲線計測用センサー技術の評価、ならびに(3)ストレスマネジメント実施プログラムの策定を並列的に行った。 (1)システムの設計・制作 本リモートセンサは、8chの生体現象として、汎用電気現象4ch用アンプ(脳波、筋電図、眼電図)、および呼吸2ch、皮膚温ないし核温1ch、心電図測定用の専用アンプ、ならびに直流現象入力用汎用アンプの合計9chからなる。16bitのマイクロプロセッサ(MP)を内臓し、専用言語によってデジタルフィルタリング、脳波等の周波数成分積分値計算、心電図r波検出とr-r間隔計算等の1次処理まで遂行し、9600bpsの速度でパーソナルコンピュータ本体に転送するような仕様である。3月末日現在、基本回路の設計を終え、基盤作成ならびにMP用プログラムのコ-デイング作業を行っているところである。 (2)胸部・腹部呼吸曲線計測用センサー 銅製鋼材繊維をコイルに加工した新素材を用いて、呼吸測定用シャツの試作をし、予備実験を行ったが、良好な結果は得られなかった。今回のシステムでは、ZnSO4混入チューブを縫いつけたシャツの制作に決定した。 (3)ストレスマネジメント実施プログラムの策定 研究分担者が定期的に集まり、GreenbergのStress managementの輪読会を実施するとともに、各種研究会・学会から必要な情報、すなわちストレスマネジメント技法の習得ならびにプログラム作成のノウハウを蓄積した。現在小中学児童版(震災被災児童版を含む)、大学生版、タイプA者版、入院成人患者版、の試作版を完成した。 平成8年度は9月に完成予定のリモートセンサを利用した、児童用、成人用、老人用の教育プログラムを完成させ、試用実験を行う予定である。
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