研究概要 |
1.1995年に制定されたJIS-XO221(いわゆるユニコードとほゞ同じ)に収められた国際標準漢字規格に基づく20902字の漢字を含む23000字について,24×24ドットフォントを作成した。 2.漢字典(増補を含め約6万字)の属性作成プログラムを構築し,東熈字典文字コード,大漢和辞典(諸橋)コード,JISコード,ISOコードを含む、CNS、KSC、GB等のコード情報、画数、音価(日本漢字音、中国漢字音)等の情報を処理している。 3.漢字は時代、地域(国家)によって、意味、形、音を異にするので、異体字を多言語情報処理の手法でプログラミング処理し、パーソナルコンピュータ上で実用化するよう研究開発を進めている。 4.わが国内外の研究者の協力を得て、研究会で、研究集会を開催し、国際的な視野に立って、JIS-XO221(ユニコード)の実用化を図っている。すでにWindows-95上での実驗を開始しており、その成果は1996年3月29日、京都大学大型計算機センターにおける研究セミナーで、一部公開した。 マイクロソフト社、アップル社等の関係者を含め、国際研究集会の開催を1996年10月4日〜7日京都市で行う準備を進め、漢字のパーソナルコンピュータ上での機能的な処理を図ることにしている。
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