• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

新しい概念の軌道変換機の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07505010
研究種目

試験研究(A)

研究機関九州大学

研究代表者

八坂 哲雄  九州大学, 工学部, 教授 (80261238)

研究分担者 中谷 一郎  九州大学, 宇宙科学研究所, 教授 (40150049)
花田 俊也  九州大学, 工学部, 助手 (30264089)
キーワード軌道変換 / タンブル軌道変換 / 自由走行シミュレータ / 軌道生成 / コマンド発生
研究概要

推進剤量が少ないタンブル軌道変換機の実現のため、地上で2次元的に自由走行するシミュレーターを用いて、変換機の機能を確認するためのデーター取得システム樹立を開始した。シミュレーターは圧縮空気で床面より浮上し、同じく圧縮空気を噴出するスラスターで走行、回転を行うもので2機で構成している。運動の状況は水平2方向の加速度計、3軸の光ファイバージャイロで検出し、このデーターを計算機に送信して運動を同定する。
上記のシステムを構成したところ、姿勢情報の取得は十分可能であることを確認できたが、位置・速度に関してはデーター伝送のためのケーブルが引き起こす抵抗力、ならびに、水平方向以外の運動成分によるノイズの影響が大きいことがわかった。この問題に対処するため以下の2点の変更を加えてシミュレーター性能の向上を狙った。
(1)無線によるデーター伝送の試み
(2)圧縮空気浮上を行うための機能改善
データー伝送に関しては伝送容量の関係から全データーを無線伝送することはできないが、将来の容量アップで対処することがわかった。浮上機能についてはピッチング、ローリングが十分とり切れていない。そのため、ピッチ、ロールと水平方向加速度のカップリングをソフトウエアの上で取り去ることを今後の課題として設定した。
一方本シミュレーターと組み合わせるべき軌道生成プログラム、コマンド発生プログラムを平行して開発し、後者はワークステーション上に移植してその機能を確認した。また、本シミュレーターを模擬したソフトモデルを用いて軌道変換に関する理論解析をおこない、スラスト発生などの時間的精度の要求値を求めた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 八坂哲雄、花田俊也、他: "Tumble Orbit Transferの軌道精度" 航空宇宙学会西部支部講演会(1995)講演集. 90-92 (1995)

  • [文献書誌] 八坂哲雄、花田俊也、他: "軌道変換シミュレータの開発" 航空宇宙学会西部支部講演会(1995)講演集. 93-95 (1995)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi