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1996 年度 実績報告書

高分子吸着形態をブローグとした界面構造の分子設計・制御と機能性複合材料の創生

研究課題

研究課題/領域番号 07505024
応募区分試験
研究機関神戸大学

研究代表者

中前 勝彦  神戸大学, 工学部, 教授 (40031075)

研究分担者 西野 孝  神戸大学, 工学部, 助教授 (40180624)
キーワード高分子 / 吸着 / 界面 / 複合材料 / 分子設計 / 吸着形態 / 分散性 / 立体反発
研究概要

分子量・官能基の量・分布に関して分子設計された高分子を用いて実験する目的から,まず,極性基を片末端あるいは両末端に導入した高分子,およびグロック共重合体をリビング重合法を利用することで合成を試みたところ,目的とする高分子を得ることができ,これを用いて吸着形態の評価を引き続き行っている。平成7年度申請備品である表面間力測定装置,また,エリプソメトリー,π-A曲線,FTIR等を駆使するとにより,シリコンウェハ-への吸着形態を評価することができた。従来,ホモポリマー系においての解析は理論・実験両面から行われたが,ここで得られた知見はより実用に近い形での高分子についての結果である。一方,電子顕微鏡・ESCA・表面積測定・拡散反射FTIR・熱分析により粒子の表面性状のキャラクタリゼーションを行い,それに対する吸着形態を評価することができている。さらに,平成8年度申請備品である原子間力顕微鏡を用いた観察・動的光散乱によって,曲面に対する吸着形態を明らかにすることができ,粒子の分散性をミクロな観点から評価する技術を確立した。ここで得られた結果は,沈降体積,沈降速度,レオロジー測定による結果と対応関係に有り,相補的な解析が可能であることを明らかにすることができている。従って,研究課題名にあるように,分子設計された高分子の吸着挙動の評価,そして吸着形態をプローブとした界面構造の制御へ着実に研究を進めていると言うことができる。今後これら知見に基づいてより一層の複合材料の機能化・高性能化を計って行く予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Nakamae: "Dispersibility of Silica Particles in polymuic media throuyh adsorptim of polymers with hyduophilic functional groups" J.Colloid and Polumer Sci.,. (投稿予定).

  • [文献書誌] K.Nakamae: "Adsorption Behavion of polymus onte silica panticles olsuved by atomic probe microocope"

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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