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1997 年度 実績報告書

低侵襲性胎児治療に関する基礎的研究 胎児治療用極細内視鏡及びカテーテルの開発とその有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 07507006
研究機関東京大学

研究代表者

上妻 志郎  東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (10272569)

研究分担者 和田 文男  (株)高研, 鶴岡工場, 研究員
内海 厚  三菱電線工業(株), 医療機器部, 部長(研究職)
丸茂 元三  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60282646)
海野 信也  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (90193979)
馬場 一憲  東京大学, 医学部, 助教授 (30181035)
キーワード胎児治療 / 内視鏡 / 横隔膜ヘルニア
研究概要

<子宮内胎児治療用極細内視鏡の開発>
処置後、子宮縫合が不要で、胎児気管内にバルーンを運搬でき、できるだけ細く且つ柔軟性に富む内視鏡を試作した。試作品は外径が2.6mmで、操作口は1.0mmである。
<胎児気管内留置用バルンカテーテルの開発>
バルン部外径が0.9mm、膨張時短径5mm、長径15mmのシリコン性微細バルンカテーテルを試作し、耐久性・緊張の保持能力を生食内または浸透圧の異なる溶液中でテストした。
<内視鏡の操作性に関する検討>
妊娠120-130日の妊娠羊に対し、吸入麻酔下にて母獣腹壁を切開し、内視鏡先端を子宮腔内に挿入し、胎仔の鼻腔を経由し喉頭まで進めた。喉頭蓋を越えて気管内に先端を侵入させることが困難であり、胎仔の頸部を伸展させることにより可能となった。
<バルンカテーテルの留置に関する検討>
上記羊胎仔の気管内に内視鏡先端を挿入させた後、内視鏡先端部に装着したバルンカテーテルを前方に進め、生食を注入しバルンを膨らませてから内視鏡と分離させ気管内に留置することができた。妊娠末期まで長期間留置した場合には、胎仔気管径の増大によりバルンカテーテルが気管から滑脱していることが多かった。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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