研究課題/領域番号 |
07507010
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研究種目 |
試験研究(A)
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
伊東 紘一 自治医科大学, 医学部, 教授 (60095007)
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研究分担者 |
入江 喬介 アキュソンnippon(株), 技術部長
川井 夫規子 自治医科大学, 医学部, 助手 (30254931)
中村 みちる 自治医科大学, 医学部, 助手 (00227943)
谷口 信行 自治医科大学, 医学部, 講師 (10245053)
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キーワード | 超音波 / 高解像度 / 高周波振動子 / 運動器 / 骨・関節 / 血流 / ドプライメージ / 定量評価 |
研究概要 |
本年度はComputed Sonography 128XP10EXLを整備した。高周波振動子の作製のための基礎的な調査を行い、各振動子の周波数帯域をチェックした。7MHzの振動子の周波数を上げて12MHzとしてすることが可能であることがわかった。また、単一振動子であるが、15から50MHzの周波数を用いて手指の骨、関節、筋などの画像を得ることを試みた。さらに骨の表面の微細な構造を描出することができた。骨の表面の凹凸は直径0。1mm程度であるが、これを認識することが出来た。骨関節の画像とともに周囲のけんを実時間で描出しけんの動きの観察を行い、運動器の診断の可能性の見通しができた。けんは多くの線状エコーを有する帯状を呈し、運動によりスライドして動くことが明確に認識できた。骨の表面の凹凸が関節の周囲で認識できたが内部の構造を確認できるには至らないが、今後なお一層高周波の超音波を投入してみることが必要であると考えられた。実時間でさらに高い周波数(12MHz以上)の超音波による画像を得ることが出来る見込みが出来たので次年度には実際に画像を得ることを試みるつもりである。
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