研究課題/領域番号 |
07551004
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
江島 義道 京都大学, 大学院人間・環境学研究科, 教授 (60026143)
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研究分担者 |
大谷 芳夫 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (00192518)
湊 小太郎 京都大学, 医学部・附属病院, 助教授 (00127143)
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キーワード | 視覚 / シミュレーションシステム / 色覚 / 運動知覚 / 脳内表現 / 形態知覚 |
研究概要 |
本研究は、視覚系の並列機構および階層機構を計算機上のモデルとして表現し、個々のモジュールの特性、モジュール間の相互作用、及び視覚系全体の多次元的動特性を評価・解析できるシステムを開発することを目的としている。 計画(2年計画)の初年度である本年度は、CGの優れたコンピュータシステムを導入することによりハードウェアー的基礎を確立するとともに、視知覚現象シミュレーションシステム(全体のシステム)の構成要素となる各サブシステムの情報処理的要件を明確化した。さらに、視覚の基本的特性(錐体、桿体の光吸収特性等)のデータベースを作成した。即ち、錐体・桿体による光情報の受容過程にはじまり、明暗・色彩、運動など基本的知覚属性の形成過程とその相互作用、形態知覚の形成過程、さらに、知覚空間の生成と対象の定位といった高次過程を含む視覚系全体の機構を階層的・並列的情報処理システムとして計算機上に実現するために、各階層、各情報処理ユニットの基本的情報処理機能の構造、各情報処理ユニット間の関係を定式化した。
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