1.考古学資料と絵巻物資料のデータベースの作製 昨年度にひきつづき、絵巻物資料についてのデータベースを作製した。それと同時に日本中世の発掘調査報告書をしらべ、それをもとに考古学資料についても文字データと画像データを共存させたデータベースを作製した。そして絵巻物資料と考古学資料の両方のデータベースを複合し、比較研究のためのデータベースを作製した。 2.情報管理システムの構築 上記の比較研究データベースと昨年度に作成したホームページの連携を試みた。この試験運用のかたわら、このデータベースが現時点で公開可能なものであるかどうかを検討した。 3.資料調査 資料の追加調査をおこなうとともに、昨年と同様に全国各地の博物館において、所蔵資料のデータベース化による資料管理システムの実態やその活用状況を調査した。 4.報告書の編集・刊行 3年間の研究活動をとりまとめる成果報告書を編集し、1998(平成10)年3月に名古屋大学文学部から刊行した。
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