研究概要 |
これまでの実験で、マイクロ波共振器をレンズとして、レーザートラップされた準安定状態ネオン原子源を結像する実験を行い、周波数17GHz,マイクロ波パワー14Wで、直径0.2mmの像を得ることができたが、マイクロ波パワーを上げるとトラップ容器の真空度が悪くなるという問題があった。これは,マイクロ波共振器にパワーを供給するための導波路に、真空中であるにもかかわらず、誘電体を用いた同軸ケーブルを使用していたためである。本年度は、中空の同軸ケーブルと新たな共振器をを試作し、良好な動作を確認した。また、計算機シミュレーションにより、モードの異なる2個の共振器を用いて収差の補正が可能なことを示すことが出来た。
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