研究課題/領域番号 |
07554024
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大野 公一 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60012499)
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研究分担者 |
山北 佳宏 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30272008)
山門 英雄 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30242035)
美齋津 文典 東北大学, 大学院・理学研究科, 講師 (20219611)
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キーワード | 電子分光 / ペニングイオン化 |
研究概要 |
本研究では、代表者らが開発した衝突エネルギー分解ペニングイオン化電子分光(CERPIES)の信号検出感度を飛躍的に高め、1)CERPIESのリアルタイム観測及び2)表面PIESの時間分解とイメージング化の実現を目指している。 そのために、まず、現有装置を改良して、2次元計測システムによる2DPIESの整備と、時間相関法による高感度化を進めた。2次元化と時間相関法により、これらを用いない場合と比べて、数十倍以上の計測効率の向上が達成された。次に、抜本的に新しい装置を構築するために、第一段階として、プローブとして用いる希ガス励起原子ビーム源の強力化を進めるための新しい真空排気系の開発を行った。ビーム源はノズル放電による方式を採用し、現有装置より2倍以上排気速度の大きい10インチ排気系とメカニカルブ-スターポンプを備えた真空装置を設計し、製作、調整を進めている。 さらに、新たな高感度電子エネルギー分析器を開発するために、設計と部品の調達・組み立てを進めている。この分析器では、磁気ボルト効果により電子捕集効率を高め、さらに高収束性の同心半球型分析器によってエネルギー分析を行う。これによって、従来の同心半球型分析器単独の場合と比べて100倍以上の感度の向上を実現する。
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